チャーリーマッコイ

harmonicachina2007-10-12


さきおとといの事になりますが吉祥寺スターパインズカフェにチャーリーマッコイのライブに行ってきました。

ほとんど毎年FIH大会のためにこの会場に足を運んでいるのですが整理券をもらったり入口の前で並んだりしたのは初体験。みんなこんな気持ちで並んでいるんだな〜と思いました。

整理番号28番でしたが一番前の左の席が一つだけ空いていたのでくらい付きました。

超特等席ですよ。だってチャーリーの右の頬がカクカク動くのが間近に見える。(笑)

以前私が「レビューは書きません」と言ったことがあるのですが
なんで僕かレビューを書かないのかと言うとやっぱり同業者として手の動きとか口の動きとかおなかの動きばかり注目してしまってもはや既に音楽を音楽として楽しめてない感がありありと出てしまうから(笑)


スピードは動画でみて頂けたら一目瞭然なのですが…生でもやっぱりあのスピードでした。(笑)
この人のこの感覚にはかなわないなと肌で感じる事が出来ました。

音色はすこぶる優しい。
ブルースによくあるギュンギュンしたスロートビブラートは要所しか使わず、基本は柔らかいマウスビブラート。

マイクもボーカルもハーモニカも1本しか使わなかったのでエフェクトなんて全然かけてないような感じなんですけどチャーリー独特の優しくてカントリーワールドに似合うような一つ一つの音は心に染みました。

実は一番前の席に座ると曲目の紙が見えてしまうのですが29曲プラスアンコール2曲(バラしてごめんね(笑))合計31曲!多分。
最初の30分もテンポが速い速い!次から次へと繰り出されるパンチに聞く方もヘトヘトでした。

僕はこの時やったほとんど全曲コピーしたことがあるので(!)分かるのですが息遣いから抑揚までCDの原曲そっくり!地元のライブでは色々アレンジはするんでしょうけどここまで正確なのか!とびっくりしました。

そして今回バンドメンバーの殆どが東京の人みたいなのですがサポートが本当に素晴らしかった。時折英語を日本語訳してくれたギターの彼が良い方向に引っ張ってくれているように思いました。僕の目の前には卓上のリードギターがあるのですが彼のプレイも最高でした。時折プレッシャーに負けるか負けないかの必死な表情を見せるのですが世界のプレイを見事サポート、そして自己をアピールしてました。彼ら独自のバンドは是非行って見ようと思いましたね。
時折見せてくれるバンドの素晴らしいソロプレイにチャーリーがびっくりして見せる姿が可愛かった〜目を丸くして「ワオ!」とやるんですよ。ディズニーのキャラクターみたいでした(笑)

あとでメンバーとお話する機会が出来たのですがやっぱりチャーリーがグイグイ引っ張ってくれるのでサポートするというか「彼に付いて行くだけでプレイの旨味が引き出されて行く」とおっしゃっていました。30分のステージは(予定時間ぴったり!チャーリー以外のメンバーはまさか!とギョッとしたらしいです)あっという間に終わり、何故か30分の休憩(笑)

その間に興奮覚め遣らぬ気持ちで回りの人と話したりCDを買ったりしていました。

コテツさんや浅見さんもいらっしっしゃって、僕が案内し忘れた生徒さんや知り合いや懐かしい面々も来てくれて挨拶頂きました。良かった良かった。

さて
チャーリーのスケジュール。毎年京都には今回もゲストボーカルで出演されたNさんに招待されるらしいのですが毎年その京都と大阪程度で東京は5年振りらしい。来年は京都にはいらっしゃるようですが東京はいらっしやるか約束はしてくれませんでした。また来てくれたら良いですね。ちなみにもう一昨日空港から出国されたようでした。


2ステージ目で演奏される松田幸一さんともお話ししましたが余裕の表情。バンドのメンバーにも「1ステでなれたから2ステはもっと楽な気持ちで出来るやろ!」とボスの風格を感じました。


さて2ステージ。またテンポのよいステージ運び。知っているフレーズがたくさんでて来ます

何曲か披露した後簡単な日本語で松田幸一さんを呼びました。残念だったのが一緒にコラボしてくれなかったこと


でも松田さん「久し振りの日本語でほっとされましたか?」と笑いを誘いつつミケランジェロを…しかし



目茶苦茶緊張している



いつもの伸びやかな感じは失われたがチャーリーの聞いている前でのミケランジェロは感激の意をたくさん含み僕にとって忘れられない一曲になりました。あの松田先生もこうなるのかと。でもその感じが聞いていてとても良かったです。


あとは女性ボーカルケイコウォルターのシェナンドーは最高でした。ハーモニカでサポートするチャーリーがソロ回る前に目がウルウル…。最後はチャーリーのオレンジブロッサムで決めてアンコール2曲
あっと言うまでした


終わった後にチャーリーがサイン書きに顔を出してくれたので新潟から来ていた倉井なつきくんに通訳をお願いし僕の思いを伝えました

「初心者の頃からあなたの教則ビデオをみて覚えました。今はお陰様でプロになりました」伝わったかどうかは分からないけど…後はとあるプレゼントを渡しました。

なつき君のカメラでチャーリーとの写真を撮ったので今は手元にありませんがとても良い思い出になりました。





ということで感動ついでにビックリライブ告知を
今までは新潟にイギリスにと忙しかったなっちゃんとやっとラシェットでタブルハープをやります。なっちゃんはFIH大会最年少で優勝した大天才プレーヤーです 今は19才。ジョージアやらせたらチャーリーにも勝る!(本当)パワーアップしたなっちゃんとのタブルハープをお楽しみください。


11月16日(金)
相模大野ラシェット
ハーモニカ平松悟
ハーモニカ・ボーカル・パーカッション倉井なつき
ピアノ 安斎孝秋(予定)
ベース内田英里


あと超ビックゲストは内緒!
お楽しみに〜


この前の日がボジョレーヌーボー解禁日でラシェットで樽から仕入れてもらいます。ワイン好きな人には堪らないイベントと合わせてお楽しみください


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